DJもミュージシャンの皆様もそれぞれの個性を基に年齢や個人の嗜好の変化に合わせたスタイルの変遷があると思います。その人のDJや演奏を1度しか聴いたことがない場合には特定の夜の記憶を剥がすのに意外と時間がかかるものです。今夜のPRIMOのゲストDJの小川充さんは、DJ〜レコードバイヤー〜ディスクガイド/ライナーノーツの執筆を通じ、シーンの変遷やそこから生まれる多様性に対して様々なテーマの策定や提案を長きに渡り行ってきた方です。その背景にある膨大な知識を実際に生で体験してみると、遊びに来てくれた人の中にまた音楽の楽しみ方の新しい基準が芽生えるかもしれません。そんな夜になればよいなと思いながら今日のPRIMOの告知を書いてみました。1/25(土)渋谷オルガンバーで21:00オープンです。organ-b.net
小川充 : 輸入レコード・ショップのバイヤーを経た後、ジャズとクラブ・ミュージックを中心に音楽ライターとして雑誌のコラムやインタビュー記事、CDのライナーノートなどを執筆。近著は『Club Jazz Definitive 1984-2015』『Jazz Meets Europe』(以上、Pヴァイン刊)で、他の著書に『JAZZ NEXT STANDARD』、同シリーズの『スピリチュアル・ジャズ』『ハード・バップ&モード』『フュージョン/クロスオーヴァー』、『クラブ・ミュージック名盤400』(以上、リットー・ミュージック刊)がある。『ESSENTIAL BLUE – Modern Luxury』(Blue Note)、『Shapes Japan: Sun』(Tru Thoughts / Beat)、『King of JP Jazz』(Wax Poetics / King)、『Jazz Next Beat / Transition』(Ultra Vybe)などコンピの監修、USENの『I-35 CLUB JAZZ』チャンネルの選曲も手掛ける。